動物園と水族館

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種の保存・自然保護

種保存会議の開催、生物多様性委員会・事務局会議の開催、優先種の助成事業、ゾウ会議などや、環境省との連絡会議、CBSGへの派遣、個体群研修の実施、繁殖表彰の審査、野生動物保護募金助成事業審査、その他などを担当しております。

 

種の保存

種の保存って何?

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「たね」ではありません。「しゅ」と読みます。種とは生きものたちの分類の一番基本となる単位で、繁殖して命をつなげてゆくことができる同じ形をした生きものの一群です。

ヒト、オランウータン、アフリカゾウ、ニホンカワウソ、スナメリ、トノサマガエル、ビワコオオナマズ、これらは種の呼び名「種名」で、この中にはもうすで に、絶滅してしまった種や絶滅しそうな種もあります。種は絶滅したら、よみがえらせることはできません。種が絶滅しないように守ることを「種の保存」といます。

 

 

最新情報

気候変動と動物たち

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夏が長く続いたり、大雨で大きな被害が出たり、最近の気候はおかしいですね。このことは世界的な現象で、気候変動といいます。その原因の一つは、私たちが 排出する炭酸ガスが地球を包み地球の温度を上げています。国際自然保護連合の発表では、このままの状態が続くと、2100年までには地球の温度は1.8度 から4.0度上がるといわれています 。

温暖化のような気候変動は、動物たちの暮らしにも影響を与えます。ライチョウのように高山で暮らす動物たちは涼しい環境が失われ絶滅の危機におちいりま す。変温動物のカエルたちも自分たちに適した気温の場所を求めて移動を始めますが、行き場を失うと絶滅します。渡り鳥の渡来と餌になる虫の発生時期がずれ ることが予想され、渡り鳥の暮らしにも影響が出ます。気候変動は、野生動物を守るうえでも、よく考えなければならない大変な問題として2008年野生生物 保全繁殖専門家グループCBSG総会でも取り上げられ、野生動物の保全計画に組み込むための研究がスターとしています。

 ホームページ http://www.cbsg.org

 

 

生物多様性委員会とは

生物多様性委員会ってなに?

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動物園や水族館では、珍しい動物を見ることができます。でも、珍しいということは、動物の数が少なくなっていることもあるのです。動物は、個々の動物園や水族館のものではなく、私たちみんなの財産です。動物園や水族館は、地球上の野生動物を守って、次の世代に伝えていく責任があると考えています。それを実行するのが生物多様性委員会です。

 

 

 

 

種の保存活動の紹介

こんなことをしています

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 日本動物園水族館協会では、生物多様性委員会の種別調整者とそれぞれの動物園・水族館が協力しながら、繁殖による飼育展示動物の維持、繁殖した動物による野生群の回復、調査研究とその発表などの取り組みを進めています。

・ 全国の動物園・水族館が取り組んでいる域内保全活動一覧(準備中)

日本産希少動物の保護収容についての調査報告 

野生生物の保全にかかわる広報活動の調査報告

野生生物の保全にかかわる広報活動の調査報告2

油汚染の鳥類救護について

野生生物の保全に関する実態調査報告

 

種の保存の仕組み

血統登録と繁殖計画

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国内で飼育している希少動物を11の群に分け、保護が必要な動物を約150種選んで、動物の戸籍簿を作っています。これを血統登録といいます。この動物の戸籍簿は、世界的な戸籍簿とつながっていて、世界の動物園・水族館の動物の飼育状況や遺伝的つながりが記録されていて、動物たちのよい結婚相手を探すのに役立ちます。血統登録の対象種はすべて、種ごとに繁殖計画を作り、動物園・水族館での増殖に取り組んでいます。

 

 

 

ブリーディングローン

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希少な動物を絶やさず増やしていくために、動物園や水族館同士で動物を貸したり借りたりするブリーディングローンという制度をつくり、協力して種の保存を実行しています。

希少な動物は、個人や動物園・水族館の持ち物ではなく、世界共通の財産であるという考えに基づいています。ブリーディングローンの実施により、希少動物のペア飼育や群飼育が進み、たくさんの動物が繁殖に成功しています。

 

 

 

域内保全と域外保全

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国内の野生動物を守るために、地域に出かけて調査をしたり、地域住民と一緒に保護活動をする「域内保全」や、生息地で保護することが難しい動物を、動物園や水族館で繁殖させて絶滅から守る「域外保全」の活動にも取り組んでいます。「域内保全」により得た知識によって「域外保全」が成功したり、「域外保全」により生まれた動物を地域に復帰させて自然を守ったりと、「域内保全」と「域外保全」はともに助け合って自然保護が進みます。

 

 

 

種の保存の対象種

生物多様性委員会では、絶滅の恐れのある世界の野生動物の中から、日本の動物園・水族館が主体になって守るべき動物、約150種を選び、種の保存対象種としています。対象となっている動物のリストをご覧ください。

 

詳しくはこちら>>

種の保存に関連する賞

繁殖賞と古賀賞

日本動物園水族館協会は、動物園・水族館での繁殖の成功をたたえ、さらなる成功に導くために、次の二つの賞を設けています。

 

 

繁殖賞

動物園・水族館で飼育している動物で、国内で初めての繁殖に成功した動物園・水族館に対し、繁殖賞を授与します。その技術をたたえ、公開することにより、繁殖技術が向上し、希少動物の種の保存に役立ちます。

[繁殖賞受賞動物・受賞園館一覧](準備中)

 

古賀賞

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希少動物の繁殖にとくに功績のあった動物園や水族館に対して贈られる賞です。繁殖が難しく世界的にも重要な種の繁殖に成功した場合に与えられる栄誉にみちた国内最高の賞です。日本動物園水族館協会の育ての親である、元上野動物園園長・古賀忠道博士の業績を記念して昭和61年に制定されました。

 

古賀賞受賞園館(28回、29回)

第28回(平成26年度)
  鳥羽水族館     スナメリの飼育下繁殖と人工哺育

第29回(平成27年度)

 愛媛県立とべ動物園 アフリカゾウの繫殖と群れ飼育

 横浜市立よこはま動物園 
    カンムリシロムクの血統管理に基づく累代繁殖および野生復帰事業について

 

古賀賞受賞一覧 → 第1回~第29回一覧表

 

カエルツボカビ症関係資料

 

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