日本動物園水族館協会会長のごあいさつ

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動物園水族館を応援してくださる皆様へ

日本動物園水族館協会会長 福田 豊 日本動物園水族館協会会長
福田 豊

明けましておめでとうございます。
2020年は新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言で、ゴールデンウィークを挟んで動物園水族館は休園・休館を余儀なくされ、多くの皆様方を受け入れることができませんでした。また、宣言解除後も、入園館者数の制限などにより、ご希望される皆様すべてを受け入れることができず、多大なご迷惑をおかけいたしました。
2021年は年明け早々に、年末からの感染者数急増により、再び緊急事態宣言が発令され、東京を中心とした一部の園館で休園をいたしております。現在、開園・開館しております動物園・水族館は日本動物園水族館協会が取り決めた感染症に対するガイドラインを遵守して、感染症対策をしっかりと行ったうえでお客様を受け入れております。飼育展示している動物は感染症に罹患せず元気でいます。新しく生まれた動物、新しく仲間に入った動物などにも会うことができます。入場制限や動物との触れ合いの中止など一部で規制はございますが、皆様のお越しをお待ちしております。
今年も日本動物園水族館協会、会員の動物園、水族館を応援していただきますよう、よろしくお願いいたします。


「いのちの博物館」動物園・水族館~JAZA10年ビジョンの実現に向けて~ -2017年度の取り組み-

2013年に日本動物園水族館協会JAZAは10年後の動物園・水族館がめざす姿「10年ビジョン」を策定し、いのちの素晴らしさ、儚さ、大切さ、を実感し、学び、伝える「いのちの博物館」の実現に向けて、協会加盟園館が連携して取り組んでいます。
今年2017年は「10年ビジョン」策定から5年目にあたります。「10年ビジョン」を実現するためにはいろいろな取り組みが必要ですが、今年は特に動物園水族館で飼育される動物の福祉向上とイルカの飼育繁殖に取り組んでいこうと考えています。動物園水族館に来園される皆様が園内で気持ち良く過ごしていただくには、飼育動物が健康かつ快適にくらしている様子を見ていただくことが基本になると思います。言いかえれば、動物園水族館で働く私たちが、日々、飼育動物の環境改善に取り組んでいくことが必要です。快適な環境に暮らすことで、動物は生き生きとし、繁殖もうまくいくことでしょう。
今年のもう一つの重点目標はイルカの飼育繁殖です。水族館で人気の高いイルカですが、今までの飼育繁殖成績はそれほど高くありません。もちろん1年間でイルカの飼育繁殖を軌道に乗せることができるとは考えていません。時間がかかると思いますが、今年をイルカ飼育繁殖元年として、DNAの分析により個々のイルカの血縁関係を明確にしてイルカの飼育繁殖の基礎を固めるとともに、ワークショップ等を開催して飼育繁殖の知見を加盟園館で共有し、着実にイルカの飼育繁殖に取り組んでいこうと考えています。
現在、約150施設の動物園・水族館がJAZAに加盟しています。来場者数は加盟園館全体で年間8,000万人を超え、おかげさまでこの5年間、増加傾向にあります。これからも私たちは皆様のご期待に応え、それぞれの事業を通じて地域に愛されると同時に、相互に連携協力しながら期待される社会的な役割を果たしていけるよう努めてまいります。


日本動物園水族館協会会長 福田 豊